--子どもの自主性を育む！ルスデランパラサッカースクールの指導法を解説

customer548
5月13日
読了時間: 5分

更新日：5月15日

「うちの子、もっと積極的になってくれたら…」「自分から行動できる子に育ってほしい」——子育てをしていると、こうした願いを抱く場面は多いのではないでしょうか。自主性は子どもにとって一生役立つ力のひとつです。その育成において、実は“サッカー”が大きな役割を果たしてくれることをご存じでしょうか。

今回ご紹介するのは、西尾市・碧南市・岡崎市などで活動する地域密着型の「ルスデランパラサッカースクール」。ただ技術を教えるだけでなく、子どもの「やってみたい」「もっと頑張りたい」という意欲を引き出す独自の指導法で、多くの保護者から支持されています。この記事では、ルスデランパラがどのようにして子どもの自主性を育てているのか、その秘密を詳しく解説していきます。

自主性とは？子どもの未来に欠かせない「力」

まず「自主性」とは、自ら考えて行動する力のことです。たとえば、「今日はこれを練習したい」「ミスしてももう一度チャレンジしてみよう」といった判断ができる力が自主性にあたります。これは学校の勉強だけではなかなか身につきにくく、体験の中で育てていく必要があります。

サッカーはその最適なツールの一つです。ゲームの中で判断し、周りと協力し、自分で考えて行動する経験が詰まっているスポーツだからこそ、自主性の育成にもつながるのです。

「教えすぎない」からこそ伸びる指導スタイル

ルスデランパラの指導方針は一言で言えば「教えすぎない」スタイルです。もちろん基本的な技術やルールは丁寧に指導しますが、練習中の判断や動きについてはあえて細かく指示を出さないこともあります。これは、子ども自身が「どうしたらよいか」を考える余白を与えるためです。

たとえば、「この場面ではパスかドリブルか？」という判断を、コーチが先に決めてしまうのではなく、子ども自身が選択できるように導くことで、「自分で決めた」という経験を積み重ねていきます。このプロセスこそが、子どもの内側から湧き上がる意欲や責任感を育てるのです。

小さな成功体験の積み重ねが自信につながる

自主性を育てるうえで欠かせないのが「成功体験」です。ルスデランパラでは、初めての練習から子どもが「できた！」と感じられるよう、段階的な練習メニューを設計しています。難易度の低いタスクから始めて、少しずつステップアップすることで、子ども自身が成長を実感できます。

このような「自分でできた」という成功体験を重ねることで、子どもは次第に「もっとチャレンジしたい」「今度はこんなプレーをしてみたい」と、自主的に行動するようになります。自信をもった子どもは、失敗しても立ち直る力を備え、自ら進んで学び、成長していきます。

異学年の交流が人間力を育てる

ルスデランパラでは、学年に関係なく子どもたちが同じフィールドで練習する機会が多くあります。この異学年交流が、子どもの成長にとって大きな意味を持っています。

年上の子どもは自然とリーダーシップを発揮するようになり、年下の子どもは年上を見て学び、「自分もやってみよう」という気持ちを育てます。こうした関係の中で、年齢を超えた責任感や協調性が生まれ、それが「人との関わり方」や「自分の立ち位置を理解する力」にもつながります。

学校では得られにくい、実践的な人間関係のトレーニングとしても、サッカースクールは非常に有効です。

保護者との連携も大切にした運営体制

自主性を育てるには、家庭でのサポートも欠かせません。ルスデランパラでは、保護者とのコミュニケーションを大切にしており、練習後のフィードバックや様子の共有を積極的に行っています。「最近は声を出すようになった」「練習メニューを自分から提案した」といった小さな成長を保護者と一緒に見守り、共有することで、家庭内でも子どもの行動を肯定的に受け止めやすくなります。

また、保護者の負担が少ない運営体制もポイントです。当番制度や付き添いの必要はなく、送迎と見守りのみでOK。忙しい家庭でも無理なく通える仕組みが整っているため、子どもに集中して向き合える環境が整っています。

自主性は「待つ」ことで育つ

ルスデランパラの指導で大切にしているのは、「子どもが自分から動き出すのを待つ」という姿勢です。大人が先回りしてしまうと、子どもは自分で考える力を発揮する場を失ってしまいます。「やってごらん」「間違えてもいいよ」と見守ることで、子どもは安心してチャレンジするようになり、自分の力で考えて動く習慣が身についていきます。

指導者はあくまで「ナビゲーター」。子ども自身が「ドライバー」としてサッカーという道を進んでいけるよう、あたたかく導くことを意識しています。